PAW (Pandora Access Via Web:ポー)
「Web版検査結果照会サービス」
使い慣れているパソコンの他、タブレットPCやスマートフォン等の携帯端末からも利用可能です。
院内はもちろんのこと、弊社が提供する検査センター向けクラウドサーバ「Pandora」へ接続できる環境であれば、いつでも(24時間365日)どこでも(自宅や患者様宅、外出先等でも)検査結果の参照サービスを利用することができます。
USB媒体等による結果データ配信からPAWによるインターネット配信に切り替えることで、結果データの配信と取込に掛かる業務効率化がはかれるとともに、報告媒体紛失等の情報漏洩リスクを回避します。
将来的には検査結果フォーマット変換ツール「クラウドERIS」との連携により、あらゆる電子カルテに対応した検査結果データのダウンロードサービスが提供可能となります。
【機能詳細】
■電子保存の3原則対応
アプリケーションに求められる電子保存の3原則=「真正性」「見読性」「保存性」を担保(※1)します。
検査センター様からアップロードされた検査結果データは最大で過去5年間分蓄積され、この期間内の検査結果の参照とダウンロード(提供時期未定)が可能です。
※1:医療情報システムの安全管理に関するガイドライン第4.2版(平成25年度厚生労働省)における、アプリケーションに求められる要件に対応
■ログイン認証
検査結果データを参照する医療機関様単位に、IDとパスワードを設定、管理することができます。
検査センター様には管理者権限が付与され、お使いのPCのWeb画面上にて医療機関様の管理を行えます。
■患者検索
参照したい患者を絞り込むための患者検索機能を実装しています。
■検査結果の時系列表示
最大で30件分の検査結果データを時系列表示にて参照することができます。
■検査結果の単回表示
指定した日の検査結果データを、結果コメント等含めて一覧で表示します。
■トレンドグラフ
任意の検査を選択し、それらの経過状況を表示するトレンドグラフを生成することが可能です。
■検査結果報告書
時系列、単回ともに、検査結果を印刷することができます。
出力先を選択できるので、通常のプリンタの他、PDFファイルとしても保存可能です。
■検査項目の表示順設定
医療機関様単位に、意図したとおりの表示順を自由に設定することができます。
その他センタ様推奨の表示順を指定することも可能です。
【ご利用条件】
■検査センター様
既にPandoraサーバを運用している検査センター様では、現行のサーバOSのバージョンアップが必要となります。これに掛かる諸費用は基本的に検査センター様にてご負担いただくこととなります。
新規にPAW(またはPandoraを含めた形)のサーバを構築する際には、センタ様にてサーバを構築いただくか、または 弊社にてサーバを提供する形となります。弊社からPAWサーバをご提供する場合には、PAWの年間利用料の他に、クラウドサーバ利用に関わる年間利用料が別途発生します。
検査センター様よりPAWサーバへ検査結果をアップロードするツール「PandoraConsole」をセンタ様へご提供いたします。
現在ERISをお使い頂いている検査センター様にて、今後クラウドERIS(※2)へ移行する際には、現在のERISに実装されている「検査センター様独自カスタマイズ仕様」を継承することができなくなります。
※クラウド型システム「ERIS Ver.2」は全国統一の仕様となります
■医療機関様
PAWをご利用いただくにはPAWのクラウドサーバへ接続するためのPCとブラウザ、インターネット接続環境が必要です。
インターネットを利用したサーバ接続に関するセキュリティ対策については、医療機関様および検査センター様にて検討、実装いただく必要があります。
複数の検査センター様と契約している医療機関様では、検査センター様単位での検査結果データ参照となり、基本的には患者様単位に全ての検査センターの検査結果データを同時に参照することはできません。複数の検査センター様に対応した参照仕様につきましては、各検査センター様の仕様を含めたお打ち合わせが別途必要となります。
【動作環境】
■PAW
・OS:Windows7, 8, 8.1, 10 ※iOS 8、MAC OS Xについては動作検証中です。
・推奨ブラウザ:Google Chrome 43以降
・ディスプレイ: 解像度1366×768 ピクセル以上(HD/WXGA)
※インターネットへの接続環境が必要です。
【利用ライセンス】
検査センター様にて年間利用ライセンスをご契約いただきます。
ご契約いただいた検査センター様より、各医療機関様のアカウント(医療機関様の利用ライセンス数は無制限です)を発行していただきます。